Monday, January 08, 2007

オープン

オープン化時代というのに乗っていたことがある。しかし今回は、「オープン」ということばには若干のアレルギーを持っているという話。

あるプロジェクトに参加してたことがある。クライアント、メインコントラクタともに外国の企業。当社はサブコントラクタとして制御システムの開発を、そしてわれわれはその担当者。

どういうわけか、とにかく会議でも何も決まらない。どのような提案を持って出ても彼らはウンと言わない。難癖をつけるばかりである(後で聞いた話だが彼らは、当社に対していろいろと含むところがあったらしいのと、契約書の記載事項の問題による)。

時間だけが経つのだが、それでも会議の終わりには議事録をまとめることになる。議長役の彼らのなかのひとりの、そのときの決まったセリフが、

  This item is still open.

の繰り返しだ。オープン、オープン、オープン、・・・。とてもやっていられない。

それでも何年かの後には、成功裡にそのプロジェクトは完結した。とにかく、担当者の血の滲むような努力が続いた結果の成果だったと思う。途中危ぶまれてはいたものの、結果的には会社の業績にも大きな貢献をしたことになった。

その頃には、オープン、オープンだったヤカラも、サンキュウ、サンキュウに変わっていたとのことだが、それが、一抹の救いか。プラントのオープニングには本社の重役が出席したらしい(ゴルフが主体だったようだと、その後に聞いた)。こちらは、そのころは別の部署にいたので、これらは伝聞によるのみ。

しかし私は長い期間、地獄の一端を見ていましたね。あの「オープン」というセリフ、まだ時々夢にでてくる。

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